仮面浪人の時のことです。
頑張れるBGM
仮面浪人なんて普通にできるものじゃないですからねー。
僕は一年半仮面浪人しました。今ではいい経験をしたなーっと。考えています。
そもそも仮面浪人は浪人とは違っています。
例えば、大学受かったんだけれど、学びたいものが出てきて、大学行きながら浪人しているような感じと思っていただけたら。
専門行ったけど、やっぱ大学行きたいとか、社会人でも大学行きたいとか。
何か学んでたり、しながらの浪人みたいな。
多分、仮面浪人って、そんな定義だと思います。深くは分からないけど。
あまりやる人も少ないっしょー。
おれは正直辛かった。
それでは私の仮面浪人時代のことを話しましょう。
うちが経済的にお金が無かったので、お金を工面するのが大変だったから、短大でいいやー。っと、栄養系の短大。
行って、最初は良かったんだけれども、栄養系なんで男は少ないし(150人中15人)、行ってたのが日大の短大で、付属の落ちぶれしか来てなくて、男で短大はよくないだろー。前期過ぎた辺りで、「おれは道を間違えてしまった」っと、堕落モード。
そんなとき、芸術学部の学校祭に行ったら、楽しくて楽しくて。
「俺の場所はここじゃない」って思って。
行きたいなー。行きたいなー。っと、もやもやしていたままで。
何が大変だったか。っと言うと。
親に「違う大学行きたいんだけれど」その説得は大変ではなかったけど、言いだすのが大変だった。
いまでもその時のことはなんとなく覚えていて、
道を歩きながら「行きたい大学が有るんだけど、勉強して行っていいですか?」って。
それからは勉強の日々です。
親も優しくて、社会人入学とか編入学の対策や試験の本が少なからずあって、買ってくれて。
ただ、仮面浪人の大変なところは、周りとの温度差。僕の場合、周りは栄養士で頑張っているのに、僕はそれをしつつの、大学受験なので、よく怒られてた。「君は何しに来てんの?」。
僕は周りに行きたい大学が出来た。って言ってたし、それもあって、友達関係を断ち切ってたし。
僕の場合、学力をつけるよりも、短大だから編入で入った方が良いだろう。
たまたま欠員募集編入があって。辞める学生が多いから、それの欠員みたいな感じで。
自分は、折角金を払っているから、短大の卒業と栄養士とフードスペシャリストの資格だけは取っておきたかったから、ビジョンを一年半に定めて、勉強したのだけれど。
正直孤独だったなー。
うちの大学は美術系だから、学力プラス実技が加わるから、自分はそんなに頭が良くないので、大学、短大からの編入は学力が免除されて。
その分、実技は相当やりました。
作品を作らなくてはいけないから、写真撮って、もちろん黒白なので、自分で現像して、プリントもして。
僕は写真部なんてはいりません。好きなようにできないんですよ写真部って。その時はコダックのフイルムでT-MAX現像液しか使っちゃいけないとか。制約が多いし、なんか陰湿な感じで。
だから、平日は授業でて、金曜に授業終わって、鈍行で静岡から栃木に帰って、その日から暗室に入って現像して、プリントして、作品作って。寝ないでやって、仮眠取っては作って、月曜に始発で出て、11時半に静岡着いて、学校の授業。
そんな日々で、4月ぐらいから一か月に一回か二回帰って、帰らない土日は写真撮って。
入試が12月の確か9日で、10月11月は毎週家に帰っては現像、プリントしていた。
写真って、黒白なんて特に自分で作らないと「諧調」かいちょうというんですけど、黒と白の中にも無限のトーンが有って、下手な現像だと諧調が無くて、コントラストの高いぱきぱきの写真になるんですよ。しかし、現像や撮り方がうまいと、黒と白と灰色がすごく美しくなるんですよ。
そうゆうのはやらないとやからないし、私は独学と言いたいとこですが7割が独学で、たまたま短大の警備員の人が日大芸術学部の写真学科だったり、近くに写真学科の人が居たお陰で、写真見せては、こうした方がいいよ。とか、アドバイスもらって。もうちょっと現像をこうしたほうがいいよ。とか。
入試前の一週間は授業休んで、作品を並べて、これは有り、これは無し。とか、プレゼンテーションの練習とか。本当は入試の3日前は何もしたくなかったけど。結局前日までプリントが終わらなくてしたいた。
それで、入試で、新幹線のドアまで家族が見送ってくれたかなー。確か。
新幹線の窓からのどんよりとした曇りを眺めて。受かるかなーとか、緊張しないで行けるかなーとか、いままでの仮面浪人の辛かった日々を思い出して、そんな気持ちで大学に行った。
今記事を書いていても、その時の天気は今でも覚えている。曇りで、午前中の筆記試験の後、外でカロリーメイトとリポビタンDを食べて、雨が降ってきて、外に居た編入試験受けに来た人と話して。午後は作品のプレゼンテーション。(この時10人受けに来て、4人と話して、後で合格して学校行ったら、話しした人みんな落ちてて、入試ってそんなもんだよね。って思った。)
全てが終わり、安堵感でコンビニで傘買って、気持ちがほっとして、久しぶりに表参道を歩きたくて、何をするわけでもないけど、歩きたくて、雨もあがって、4時か5時で暗くなっている時に、自分から電話したのか、家族から電話してきたか忘れたが、表参道と原宿の交差点の歩道橋で、電話して、「どうだったー?」みたいな会話、その時の光が美しかったなー。
ゆっくり静岡に帰って、夜の8時ぐらい。どっかによるとかそんなのではなくて、いままでの緊張の糸が切れた感じで、安堵感があって。
その後、10日後に合格通知が来て。無事、受かったと。
うれしかった。
正直、仮面浪人は孤独だった。精神がおかしくなりそうだった。
そんな今までを思い出した。
テレビは見ないようにしていたから、短大の二年間の時事は全くない。
いきずまったときの気分転換は音楽聞くか、外の空気を吸うか、そんなことしていたなー。
短大の時の女友達は居るけど、今でも連絡取ってる男友達はいないなー。
それも仮面浪人のせいかも。
でも、すげー辛かったけど。今となっては良い思い出で。
正直、今の自分だったらできないなー。
決意が固かったんだろうなー。
目標があったから。
辛いことが多い分、
受かった時の喜びはひとしおです。
浪人は人を強くします。私は経験して良かったし、軽い意識ではないのが仮面浪人です。他の物を蹴るのですから。
自分の人生ですからね。
変えるのも自分です。
浪人が良いとは思うけど、自分は学校に入っちゃってからだったので、仮面浪人でしたよ。
仮面浪人は忍耐強くなったし、孤独なので考える力が付いた。いい経験ができた。
そんな仮面浪人でした。
授業はこんな感じでしたー。
仮面浪人の時のことをひきこもりの方から書いた記事です↓よかったら参考にしてください。
ひきこもりして良かったところ悪かったところ
追記(2014年5月22日)
志望校に合格したら、一人旅をすすめます。
今までの辛いことから解放させてくれますよ。
これは稚内です。
気持ちを解放す感じです。
今はすごく辛いけど、受かったらすごく楽しいので、今は辛くても我慢ぐらいで頑張りましょう。
芸術学部行ったんで人生ががらりと変わったのも仮面浪人の経験あってのものです。
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